
オンラインサロン「近未来予想図」では毎月決められた1つのテーマに沿い
メンバーによる投稿に対して自由に意見を出し合います。
今月のテーマは「新型コロナウイルスが変える日本」です。
3-5年後の近未来日本を妄想してメンバーで議論しようとのこと。
コロナ終息直後ではなく3-5年後となると難しいですが、初の投稿なので考え過ぎず
看護師目線で、医療の世界にまつわる変化について、考えたことを書こうと思います。
今回の新型コロナウイルス蔓延は天災です。
311の震災後、社会がどうなったかと言うと〝各家庭の防災強化〟〝ハザードマップを見て住む所を決めるようになった〟〝建造物の免震・制震・耐震化〟〝地震保険加入者増加〟など社会の至る所にその影響は残っています。被災地ではさらにその影響は残っているでしょう。
では、新型コロナウイルス肺炎に関して3-5年後どうなるか?
①遠隔診療が定着する、遠隔診療を提供する企業が増える
リモートワーク定着が望まれるようにこちらも新たな診療のカタチ、新たなビジネスとして流行りそう。実際、今年遠隔診療の会社に転職した医師の知人が、「今ぶっちゃけすごい儲かってる」とニヤリ顔で言ってました。くそう。
遠隔医療は医師不足の在宅診療や、地方、離島などでも重要になる分野です。医師・病院不足の場所以外にも、遠隔医療が浸透することで、病院、クリニックなど直接診察する場所の負担が減ることや、病院に集まる患者が減ることで、院内感染のリスクを減らすことができます。医療費削減も然り、いろいろ副次的効果がありそうです。
②みんながマスク、消毒薬を常備するようになる
③手洗い、手指消毒の習慣が“ちょっとだけ”今までより一般社会に浸透する
②は今回のマスク、消毒薬不足で想像しやすいですよね。
②③共通に言えて、嬉しい影響として、インフルエンザ、ノロウイルスなどあらゆる感染症の流行を抑えられるかもしれないです。ちょとだけ期待してます。“ちょっとだけ” というのは、普通めんどくさい傾向に捉えられがちな習慣的行動(手洗い)が社会全体でプラスに変化することは、難しく稀なことであるからです。例えば、歩いた方が健康に良いとわかっていても、階段とエスカレーターが並んであったらエスカレーターを使う人が多いですよね。それと同じです。
④再流行、または別の新型のウイルスが流行るかもと心理的に身構える
非医療者もこうなりそうですが、ここでは医師に特化して考えます。
医師が診断をするとき、数多くある呼吸に関する病気のうち、医師は診察しながら、細菌性の肺炎か?誤嚥性(食べ物が気管に入ることが原因)の肺炎か?心不全による呼吸困難か?など考えを巡らせながら診断を探ります。
その候補の中に新型コロナウイルス肺炎(病名COVID-19)が入るということで、これは大きなことです。診断の際、稀な疾患ほど、あまり医師の頭の中にも浮かびにくいものですが、3-5年後と言うとまだ今回の蔓延が記憶に強烈に残っています。特に医療者には。よって医師はCOVID-19再流行に備えながら、普段の診察をするようになります。
例え、新型コロナウイルスのワクチンができて一般化したとしても、打たない人、打っても感染し症状が出る人も必ずいるので、油断できません。
以上4点です。
他にも、(悲しいながら)咳がひどい人が避けられるようになる、人工呼吸器を配置する病院が増える、厚生労働省内部で新興感染症に即刻対応できるようなシステムができるとか様々考えられそうですが、あまり長くても読まれないと思うのでここら辺にしておきます。
「新型コロナウイルスが変える日本(3-5年後の医療中心に)」まとめ
①遠隔医療の定着、遠隔医療提供企業の増加
②マスク、消毒薬の各家庭常備
③手洗い、手指消毒の習慣が今よりちょっと浸透する
④医師がCOVID-19や他の新興感染症に対して心理的に備える
他のサロンメンバーの投稿も楽しみにしています。
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サロンスタッフである、のらえもんさんやケビン松永さんらが、こちらのnoteでこれまでの近未来予想イベントについて書かれていますし、他の編集メンバーの方もイベント以外の投稿について書かれていますので是非のぞいてみて下さい!
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